CAREER SUPPORT中村工業では
2つのキャリアサポートを行っています。
新入社員研修
入社後2カ月間は静岡県にある「富士教育訓練センター」で研修がスタート。座学や実技の基礎を学び、技術研修では実際に体を動かすことで、体力づくり、トレーニングにもつながります。基本的な知識をインプットするのはもちろん、同期の仲間と絆を深めたり、全国各地から集まる400~500人の同業者と関係を築いたり、人との出会いや絆をつくる場となっています。
資格取得支援
入社後は経験に合わせて資格取得、技能講習に参加します。「玉掛け」「高所作業車」「フォークリフト」などの車両免許や、「職長教育」「安全衛生責任者教育」といった教育資格など種類はさまざまです。実務経験の条件を満たすと「鳶技能検定1級」や「建築施工管理技士」といった国家資格にもチャレンジ。資格取得に関わる教材・受験費用は会社が全額負担します。
INTERVIEW知識と経験を積むほど任せられる
仕事も大きくなる。
自らキャリアを形成した先輩を紹介します。
-
個性豊かなメンバーと、
挑戦ができる職場環境。工事部 土木課
青木 信博
1996年入社 九州共立大学工学部卒業
保有資格
地山の掘削作業主任者
土止め支保工作業主任者
型枠支保工の組立作業主任者
足場の組立等作業主任者
鉄骨の組立等作業主任者(建築物等)
第二種酸素欠乏危険作業主任者
ガス溶接技能
玉掛技能 クレーン1t以上
アーク溶接
巻上げ機の運転
酸素欠乏危険作業の業務
職長教育修了
職長再教育修了
安全衛生責任者教育修了
1級土木施工管理技士
1級建築施工管理技士
監理技術者講習
継手技能者
職長・安全衛生責任者教育講師
安全衛生管理(中級)
上級職長研修会
登録鳶・土工基幹技能者
工事管理者(JR九州 資格認定証(在来線)青木さんのキャリアアップの流れ
22歳
(入社1年目)大学卒業後、本社の
第一工事部に配属される。26歳
(入社5年目)土木課に異動となり、
現場管理を担当する。33歳
(入社12年目)土木課・係長に昇格。
各種工事のマネジメントを
任されるように。41歳
(入社20年目)土木課・課長に昇格。
大規模な現場の進行管理を
一任される。ー 入社のきっかけは?
大学の教授が勧めてくださったんです。地元で働きたいという気持ちもありましたし、中村工業は歴史があって伝統もある。教授の知り合いがゼネコンに勤めていたこともあり、客先からの評判が良いことは知っていました。「ここなら長く働ける」という安心感が入社の決め手になりました。
ー 会社の好きなところは?
社員の一人ひとりが個性豊かなことですね。それぞれを尊重しながら接しているからこそ、個性が潰れずに生かされているんだな、と感じますね。
ー この仕事をしてよかったことは?
1年目は鳶職として現場に入り、2年目から工事課へ。3年目には現場に出て、写真管理や造成工事など初めての仕事をいろいろと経験してきました。振り返ってみると「何でもやってみないと分からない」ということです。反対を言えば「やってみれば何でもできる」。九州で大きな現場、大規模な工事に関わりながら経験値をどんどん高められたことが、ここで得た財産です。
ー 入社を考える後輩たちへメッセージを。
いま、力を入れているのは後輩の育成です。人間関係で悩むことのない会社だからこそ、垣根なく質問ができるし、気軽に接することができる。真面目に仕事に取り組みたい、自分のスキルを高めたい、と思う人なら自然に技術が身に付き、必ず結果を残せる職場です。
-
仲間に囲まれて、
好きな仕事ができる。総合労務管理センター 工事長
福嶋 久人
1981年入社 九州産業高校建築科卒業
保有資格
登録鳶・土土基幹技能者
一級建築施工管理技士
一級土木施工管理技士
一級鳶技能士
職長教育
安全衛生責任者教育
上級職長教育
職業訓練指導員
玉掛(1t以上)
足場の組立等作業主任者
地山の掘削作業主任者
土止め支保工作業主任者
型枠支保工の組立作業主任者
建築物等の鉄骨の組立等作業主任者
コンクリート造の工作物の解体等作業主任者
第二種酸素欠乏症作業主任者
フォークリフト運転(1t以上)
高所作業車運転(10m以上)
小型移動式クレーン運転(1t~5t未満)福嶋さんのキャリアアップの流れ
18歳
(入社1年目)現場で先輩たちから
鳶の仕事を学ぶ。27歳
(入社10年目)工事副主任に就任。
クレーン組み立てや重量物の
操作をマスター。32歳
(入社15年目)工事主任に昇格。
現場をまとめるリーダーに。54歳
(入社37年目)副工事長に抜擢。
トップリーダーの証である
ヘルメットの3本ラインを授かる。ー どうしてこの業界に?
父が家具の製作会社勤務だったので子どもの頃から「ものづくり」に興味があったんです。学校を卒業後、工事主任見習の1期生として入社しました。当時は現場を終えると詰所でストーブの上にホイルをのせて、つまみを炙りながら先輩たちが晩酌していました。私はまだお酒は飲めませんでしたが、その場にいるだけでも楽しかったです。
ー 入社後のギャップはありましたか。
勉強が嫌いだったので、技術を磨けばどんどん高みを目指せる「鳶」という仕事がぴったりでした。腕さえ磨けば人に頭を下げることなく、自分の好きな仕事をやっていける。入社前は「かっこいいし、高いところに登ればいいんだ」という単純なイメージでしたが、実際には思った以上に奥が深い仕事でした。
ー 具体的には?
大きな現場を任せてもらうためには技術を磨いて、資格を取らなくてはいけません。そのためにはもちろん試験があります。まさか大人になってまで勉強するなんて思っていませんでした(笑)。それでも、勉強して腕を磨けば認めてもらえるし、やった分だけ結果がでる。勉強といっても現場で学んだことなので苦労は少なかったと思います。
ー この仕事を選んでよかったと思うことは?
私が10代の頃に接した先輩は「職人魂」を持った人たちでした。誇りを持ち、こちらが圧倒されるほど気合いのある方々です。いまは土建業の職場環境はどんどん良くなり正社員化が推奨され、「職人魂」は薄れつつあるのかもしれません。36年間、第一線で働く誇り高い職人たちと一緒に仕事ができたことをうれしく思います。
ー 今後の抱負を。
鳶の仕事は、人が入れない場所に足場をつくって「人が進む道」をつくることです。これから工法や機械はどんどん新しくなっていく。それでも、現場で最前線へ踏み込んでいくのはやはり人間しかいない。どれだけ技術が進んだとしても鳶の仕事は永遠になくなりません。この仕事が続く限り、私は技術を磨いていきます。